天井川 2015 9 12

 「天井川」(てんじょうがわ)とは、
土砂の堆積により、
川底が周辺の土地よりも高くなった川のことです。
 川の氾濫を防ぐために堤防を作ると、
川底に土砂が堆積して、次第に川底が高くなっていくのです。
 本来、河川は、水流によって、
川底を削っていくものですが、
川の流れの速度が低下すれば、
川底へ土砂の堆積は多くなります。
 また、水流の速い川でも、
合流する大河の水流の速度が遅ければ、
水流の「渋滞」が起こると思います。
 河川の氾濫と治水は、人類にとって、
「自然との戦い」を意味しています。
 「平野」は、火山灰の堆積によって作られたか、
河川の氾濫によって作られたのです。
 いったん平野ができれば、
人類は、そこに田畑を作り住み始めますが、
自然の脅威、つまり河川の脅威は依然として残ったままです。
 最近は、「50年に一度の豪雨」とか、
「100年に一度の豪雨」というニュースを聞きます。
 「治水」を国任せにしないで、
自分が住んでいる地域の河川が、
どのような構造になっているかを知ることは、
水害対策になります。

























































































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